ソーシャル・メディアについてメイヨークリニック(米国)が強力に推進している内容が書かれた本が出版されています。
Bringing the Social Media Revolution to Health Care [Kindle版] 483 yen
この本では メイヨークリニックがソーシャルメディアを本格的に採用し医療をさらに前進させている背景と考え方が記載されています。
メイヨー・クリニックは日本でも知られている米国病院チェーンです。6万人以上のスタッフとUSnewsの病院ランキングで続けて1位になるほど人気があります。
この本の中でメイヨークリニック院長のJohn.H.Noseworthy, M.D.はソーシャルメディアは下記のために、院内にメディアセンターを設置し推進しているとのことです。
・患者ケア向上
・医療調査
・医療教育強化
・継続的な医療者啓発
この結果として、口コミや、メディアへの露出が増えて、さらに有名になるという循環ができているようです。
さらに、この本のポイントは7つ; Seven thoughts on Social Media Strategy (Lee Aase) はこれからソーシャルメディアを導入を検討するうえでとても参考になると思います。
その7つのポイントは、下記のように記載しています。
- 何をしたいのか、ゴールは何かを明示
- 自身でアカウントをとって体験してみること
- 最初は観察すること
- わからないことがあったら、ソーシャルメディア上で誰にでもきいてみること
- そのメディア、コミュニティーではどんなルールがあって、どのように使われているかよく観察する
- 純粋主義になってはいけない
- 予定よりも予定作成することが重要
このように経営戦略を決めたうえで、各種の体験を共有し合って、徐々にそのスピードを上げていくことが必要としています。